地球の子ども新聞133号(解説版付き)

e0247355_1302450.jpg
e0247355_1281684.jpg「地球の子ども新聞」133号は「放射能汚染マップ入門シリーズ」の3回目です。入門シリーズの完結編として、日本列島の汚染マップをチェルノブイリ基準に基づく区分で作成しました。

 チェルノブイリでは汚染地を法的には年間1ミリシーベルト以上(実効線量)と定義していますが、実際には年間0.5ミリシーベルト以上で運用されています(放射能管理ゾーン)。これを考えにいれず、年間1ミリシーベルト以上で観ても、東電福島第1原発事故は日本列島の全土を汚染したことがわかります。北は北海道最北の宗谷地方にある枝幸(えさし)町から、南は沖縄県の石垣島(先島諸島)まで汚染地が散在しています。世界遺産の屋久島も年間1ミリシーベルトをこえる地域がみられます。

 さる2月26日、松戸市や柏市など千葉9市(注)の放射線担当の職員が原発事故子ども・被災者支援法の早期実施と支援対象地域の指定を復興庁に申し入れましたが、よくいわれるように千葉、茨城、栃木、群馬の関東や岩手と宮城の県境だけが福島県外の汚染地ではありません。年間1ミリシーベルトをこえる地域は全国各地に広がっているのです。
注)松戸市、柏市、佐倉市、流山市、野田市、我孫子市、鎌ヶ谷市、印西市、白井市

 前号の解説版でチェルノブイリ基準について、矢ヶ崎博士(琉球大名誉教授)にご説明いただきましたが、日本では実効線量がチェルノブイリよりずっと低くなる計算法を用いているために、汚染が東日本に限定されるようにいわれるのです。しかし、チェルノブイリと同じ基準にすれば、日本列島の全土に汚染地が広がっていることがわかります。

 解説版では、昨年12月、脱原発世界会議2にメインスピーカーのひとりとして来日したアレクセイ・ヤブロコフ博士にチェルノブイリ基準とその放射能リスク管理について、うかがいました。博士はチェルノブイリ原発事故当時、ゴルバチョフ書記長の科学アドバイザーを務め、ソビエト連邦崩壊期には、政府から完全に独立したソ連最初の団体グリーンピース・ソ連を創設し、また欧州放射線リスク委員会(ECRR)の設立に参加しました。現在、ロシア科学アカデミーの評議員をされています。日本でヤブロコフ博士は、ようやくチェルノブイリ事故の被害について全容がつかめたという発言をされています。

*「地球の子ども新聞」133号:定価600円(送料込み)
 ★体裁B2判カラーポスター(解説版付き)
 ★2部以上のご注文は、一部500円で送料をサービスいたします。
 ★5部以上のご注文は、特別割引いたします。
*年間(隔月刊)購読料3600円(送料込み)
*お申し込み・ご連絡は「地球の子ども新聞」まで
 peco02★lapis.plala.or.jp(★を@にしてください) 
 ☎03-3703-9468
[PR]
# by chikyunoko | 2013-03-26 08:00

地球の子ども新聞132号(解説版付き)

e0247355_555862.jpg
e0247355_554570.jpg「地球の子ども新聞」132号は、130号に続いて「放射能汚染マップ入門」を特集しました。第2回目は、東電福島第一原発事故とチェルノブイリ原発事故との汚染域の比較マップをお届けします。フクシマとチェルノブイリ、同じレベル7の事故ですが、汚染地図を同じ縮小率で、同じ色分けで比べやすくしました。その結果は、タイトルのように「フクシマの汚染面積は年間1ミリシーベルト以上ではチェルノブイリよりずっと広い」と判断せざるをえない状況であることが分かりました。
 これは、受け容れがたい現実ですが、この現実から、被曝3年目の日本を真っ正面からみつめ、ただ事でない事態として再認識することが問われています……。

 解説版では、ご教示いただいた矢ヶ崎克馬・物性物理学博士(琉球大学名誉教授)にチェルノブイリ基準による汚染地域の区分けとこの比較マップについて考察していただき、どう受けとめるべきかという点から、最も被曝にさらされた被災住民をかかえた双葉町の井戸川克隆町長がジュネーブの国連人権理事会NGO会合(主催:言論・表現の自由を守る会)に出席され、国際社会に事故の様相と人道支援を求めた演説(全文)とノーベル平和賞を受賞した唯一の国際医師団体である核戦争反対世界医師会議(IPPNW)を創設したヘレン・カルディコット医学博士の東京記者会見(主催:放射能防御プロジェクト)のスピーチ(全文)を掲載しました。

*「地球の子ども新聞」132号:定価600円(送料込み)
 ★体裁B2判カラーポスター(解説版付き)
 ★2部以上のご注文は、一部500円で送料をサービスいたします。
 ★5部以上のご注文は、特別割引いたします。
*年間(隔月刊)購読料3600円(送料込み)
*お申し込みは「地球の子ども新聞」まで
 peco02@lapis.plala.or.jp ☎03-3703-9468
[PR]
# by chikyunoko | 2012-12-29 08:00

アリス・スチュワート(B3版 ポスター)

e0247355_8235727.jpg

  「100ミリシーベルト以下の低い放射線量と病気との関係について明確な証拠はない」という考え方が日本でくり返されています。あるいは、「低線量被曝は未解明で、よくわからない」という言葉を専門家から聞きます。しかし、半世紀も前の1956年に、アリス・スチュワート博士(オックスフォード大学社会予防医学部長)が低線量被ばくと病気との関係を示す科学的根拠を明らかにした歴史が忘れさられています。
 
  当時、イギリスでは児童の白血病が戦前に較べ50%も増えていました。アリスは疫学調査により妊娠中の女性への腹部レントゲン検査が原因とつきとめたのです。これが明確な証拠であることは確実です。なぜなら、いま、妊娠中の女性の腹部にレントゲン検査をする医師やレントゲン技師はまずいません。この点に関しては、だれもが低線量被曝の危険性を自覚する医師ばかりなのですから‥‥。なぜ、レントゲン検査のX線より強いガンマ線やベータ線、アルファ線が低線量被ばくの影響をまぬがれるというのでしょか。

  残念なことに脱原発を説く市民の間からも、アリス・スチュワートの名を聞くことはまれです。彼女はチェルノブイリ原発事故の翌年、年間0.2ミリシーベルト以下を防護基準とするよう世界の科学者1000名の署名をICRP(国際放射線防護委員会)のコモ会議でつきつけました。そして、1997年に結成された欧州放射線リスク委員会(ECRR)の初代議長として亡くなるまで、低線量被ばくの危険性を訴えてきました。

 「放射能から子どもを守ること」に生涯を賭けたアリス・メアリー・スチュワート。その名を知らしめることが、事故後3年目を迎える前に大切と思い、ポスターを作りました。ぜひ、広めてください。広めてくださる方には、さらにお安くします。
 

 
[PR]
# by chikyunoko | 2012-10-28 02:25

地球の子ども新聞131号(解説版付き)

e0247355_231673.jpg

































 地球の子ども新聞131号は「震災がれきの広域処理」の問題を特集しました。

*「地球の子ども新聞」130号:定価600円(送料込み)
 ★体裁B2判カラーポスター(A4版解説版付き)
 ★年間(隔月刊)購読料3600円(送料込み)
*お申し込みは「地球の子ども新聞」まで
 peco02@lapis.plala.or.jp 
 Tel.03-3703-9468
[PR]
# by chikyunoko | 2012-10-09 03:21

地球の子ども新聞130号(解説版付き)

e0247355_15302589.jpg
 地球の子ども新聞130号は「放射能汚染マップ入門」(写真上)です。この4月から全国の小中高等学校で放射線教育が始まっています。しかし、使われる放射線副読本には東電福島第一原発事故の記述が「まえがき」以外、どこを探してもありません。本文には、原発事故について一行の説明も一枚の写真もないのです。何のための放射線教育なのか、この期におよんでも、なぜ事故を隠す教育をするのか疑問が広がっています。

※放射線等に関する副読本(文科省のHP)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/detail/1311072.htm
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1313004.htm

 子どもたちは原発事故を目隠しにした教育をされ、どう思うでしょう。小学生でも原発と放射能の関係ぐらいは分かります。事故後、何人もの子どもたちが涙を浮かべている姿を目にしました。「大人たちは放射能汚染から私たちを守る気がないのではないか」と口にする子もいました。事故よりも事故を隠す大人の姿勢に幻滅していたのです。

 放射能の危険性を子どもたちに伝え、注意を促すことは大人として最低限の責任です。人間の手で放射能を無害化できないことを知りつつ核エネルギーの利用を拡大し、人が近づくだけで死亡する核分裂生成物を大量に生みつづけてきたのです。それが事故で環境中に大量に放出された現状を考えれば、少なくとも、身の回りの放射能汚染レベルを子どもたちに知らせなければいけないでしょう。しかし、それさえも副読本はしていないのです。

 昨年12月に当時の中川正春文科大臣(現防災大臣)は、副読本の委託先(日本原子力文化振興財団)が「適当ではなかった」と釈明しました。改善されると思いましたたが、そのまま全国の学校に発送されました。そのため、「地球の子ども新聞」では、急きょ放射能汚染マップを特集することにしました。

 副読本を使った授業では、小学生にまで『「はかるくん」(文科省・貸し出し放射線測定器)を使って学校の中や周りを測ってみよう』という実習を計画しています。しかし、教師用解説書に、学校の周囲を事前調査し、ホットスポットや側溝・藪など線量が高い場所を調べるなどの記述が「指導上の留意点」にありません。まるで、原発事故がなかったかのように「自宅の庭、道路、田畑、神社、寺院、公園」など、ホットスポットになりやすい測定場所を一例としてあげています。

 また、放射能が含まれやすい「雨や雪の降り始めの大地」の測定さえ勧めているのには驚きます。先生に充分な準備と批判的見識がなければ、地域によっては、子どもたちに無用な被曝をさせるおそれさえあるでしょう。

 放射線による細胞の損傷は、細胞分裂時にダメージが大きく、成長期の子どもほど被ばくのリスクは高く、大人の何倍にもなります。それを可視化するため、子どもの立場でみた放射能汚染マップを作図してみました。昨年、年20ミリシーベルト(mSv)の避難基準に「科学的根拠に欠ける」と日本医師会が声明をあげ、日弁連も会長声明を出し、多くの環境NGOや市民が撤回を求めましたが、1mSvを目標とするとしながら文科省はその期限を示していません。副読本でも、一方的な政府の意見だけを押しつけ、正当化に利用しています。本来、異論の多い政策については両論を併記し、教育・学問の自由を保障して、判断力を養うのが教育行政の役割ですが、その務めを果たしていません。教育を利用した事故隠し・汚染隠しに加え、放射線の危険性隠しのための副読本としての記述ばかりが目立ちます。
 
 異論を排除し、多様な意見から認識を深めることを拒否する教育は民主主義の教育でなく、異端排斥の不寛容な宗教教育や独裁国家の教育です。それに近い日本の教育の性癖が、地震や津波の危険性を指摘してきた市民の意見に耳をかさず、世界最悪の原発事故という日本の失敗を準備してきたのではないでしょうか。できれば、多くの方が本号を購入し、近隣の学校に寄贈していただきたいと願っています。

e0247355_15302468.jpg
 弊紙の解説版(写真左)では、昨年、衆議院科学技術特別委員会・参議院予算委員会で福島第一原発事故の健康影響について参考人として陳述した矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授(物性物理学博士・市民と科学者の内部被曝問題研究会)に、測定マップの見方、内部被曝の本質的な問題、政府・文科省が依拠するICRP(国際放射線防護委員会)の批判内容、自然放射能と人工放射能の挙動の違いなどをインタビューしました。

 また、全国化する放射性の災害ガレキの広域処理について、編集部では放射線防護の第1原則である「遮蔽」と正反対の「拡散」につながるので反対しています。災害廃棄物処理特措法と放射性物質環境汚染対処特措法の運用上の問題点について考えた一文を掲載しました。

*「地球の子ども新聞」130号:定価600円(送料込み)
 ★体裁 B2判カラーポスター(解説版A4版8頁付き)
 ★年間(隔月刊)購読料 3600円(送料込み)
*お申し込みは
 「地球の子ども新聞」まで
 peco02@lapis.plala.or.jp 
 ☎03-3703-9468
[PR]
# by chikyunoko | 2012-05-17 08:56


for peace ecology commons


by chikyunoko

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
未分類

以前の記事

2017年 03月
2016年 03月
2014年 11月
2013年 05月
2013年 03月
2012年 12月
2012年 10月
2012年 05月
2012年 02月
2011年 12月
2011年 10月

フォロー中のブログ

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

タグ

その他のジャンル

ブログパーツ

最新の記事

地球の子ども新聞137号(1..
at 2017-03-11 17:16
地球の子ども新聞136号(1..
at 2016-03-11 19:31
地球の子ども新聞135号(1..
at 2014-11-23 09:00
地球の子ども新聞134号(1..
at 2014-11-22 09:00
地球の子ども新聞132号:英語版
at 2013-05-06 09:00

外部リンク

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧